なぜジャバラはオーダーメイドなの?

ほとんどのジャバラメーカーがオーダーメイドでジャバラを製作していますが、なぜ既製品をメインに販売しないのでしょうか?

ひとことで説明するとそれは…「取り付け場所・動き方・環境が、機械ごとに違いすぎて“既製品”では合わないから」です。

① そもそも“付ける場所”が毎回ちがう

ジャバラは「機械の動く部分」を守るカバーです。 取り付ける場所の形が違えば、当然サイズも違います。

  • 長さ(伸びたとき・縮んだ時)
  • 幅や高さ
  • 取付穴の位置や固定方法

これらは機械ごとにバラバラです。

スマホケーも機種が違うと合わないように、ジャバラも機械の仕様に合わせる必要があるのです。

② “動き方”が違うと壊れやすさが変わる

ジャバラはただのカバーではなく、動きに合わせて伸び縮みします。

この動き方に合わせて設計しないと、すぐ破れたり引っかかったりします。

  • まっすぐ伸び縮み(直線)
  • 曲がりながら動く
  • 高速で往復する
  • ストローク(移動距離)が長い

これらの条件によって

  • 折り幅(ピッチ)
  • 記事の厚み
  • 補強材(リング・中間板)の入れ方

などが変わります。

③ “周りの環境”に左右される

ジャバラは現場で切粉・油・熱・粉塵・薬品などから機械を守ります。 何から守るのかで素材や構造を変えないと役目を果たせません。

例えば

  • 水や油が大量 → 耐水・耐油性の素材
  • 熱い・寒い → 耐熱。耐寒性の素材
  • 薬品がかかる → 耐薬品性の素材
  • 食品を取り扱う → 食品対応・抗カビの素材
  • 屋外 → 対候性(紫外線・雨)の素材

既製品でこれらの条件に対応するのは難しいのです。

④ 省スペース設計が求められる

機械の中は意外と狭いです。

「ジャバラを取り付けたいけど、たたんだ時の厚みが邪魔」ということがよくあります。

 

そのため

  • 収納したときの長さ(最小長)
  • たたみ代(積層の厚み)

などを、その機械に合わせて詰めていく必要があります。

⑤ 目的が“汎用品”ではなく“安全と寿命を守る部品”だから

ジャバラには

  • 中のガイドやボールねじを守る
  • 故障を減らす
  • メンテナンス回数を減らす

という、機械の寿命に直結する役割があります。

もしサイズが合ってないジャバラを無理につけてしまうと

  • 破れる
  • 引っかかって動作不良を起こす
  • ちぎれた破片が機械内部に入る

など、逆に危険になってしまうこともあります。

「現場に合わせた最適化」が重要なのです。

まとめ

ジャバラがオーダーメイド中心になる理由は以下の五つです。

  • 機械ごとに取り付け寸法が違う
  • 動き方が違う(直線・曲線・速度・ストローク)
  • 環境が違う(水・油・熱・薬品など)
  • 狭い場所に収める必要がある
  • 寿命や安全に影響する

株式会社 長谷川ジャバラ

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